湘南のゴール裏の中のひとり

湘南ベルマーレを中心にふらふらしております

そういえば昇格優勝記念号ってどうなった?

圧倒的な成績で9月に昇格を決めた2014年の湘南ベルマーレ。あまりにも早すぎたせいか、シーズン中に「昇格記念」の雑誌が出版されスタジアムで販売されました。

記憶に新しい「2014湘南ベルマーレ J1昇格記念号 縦者の証」がソレです。たしか、縦をショウと読ませるんじゃなかったかな。で、3年ぶりのJ2で悩みながらも在宅昇格そしてJ2優勝を果たした湘南ベルマーレ。その記念号って出ないのでしょうか? 

2017年シーズンは特別号が多かった

初タイトルを取ったり、ACLで久しぶりにJリーグのチームが優勝したりと話題に事欠かなかった2017年シーズン、実に多くの特別号が出版されました。2017年最初の特別号はYBCルヴァンカップを制したセレッソ大阪でした。

サッカーダイジェスト増刊 2017ルヴァンカップセレッソ大阪優勝記念号」 

www.e-hon.ne.jp

サッカーマガジン増刊 2017 YBC ルヴァンカップ優勝記念号」

www.e-hon.ne.jp

 

そしてJリーグ勢として10年ぶりにACLを制した浦和レッズ

サッカーダイジェスト増刊 2017アジアチャンピオンズリーグ浦和レッズ優勝記念号」

www.e-hon.ne.jp

サッカーマガジン 浦和レッズACL優勝記念&総決算」

www.e-hon.ne.jp

 

ついに無冠を脱した川崎フロンターレさんはお祭り騒ぎの刊行ラッシュ。

サッカーダイジェスト増刊 2017 J1 LEAGUE 川崎フロンターレ優勝記念号」

www.e-hon.ne.jp

サッカーマガジン増刊 川崎フロンターレ 2017 J1 優勝記念号」

www.e-hon.ne.jp

「FOOTBALL PEOPLE川崎フロンターレ 2017→2018SPECIAL 」 www.e-hon.ne.jp

 とまあ、並べると結構な数が出版されてます。他にはJ2で自動昇格圏内2位となってクラブ創設以来初のJ1昇格を果たしたV・ファーレン長崎さんは

「J1昇格 夢への軌跡 V・ファーレン長崎 報道記録集」

www.e-hon.ne.jp

そしてJ3リーグを優勝した、ブラウブリッツ秋田と自動昇格圏内2位確保してJ2復帰を果たした栃木SCさんも

J3初Vの軌跡 ブラウブリッツ秋田 2017」 

blaublitz.jp

栃木SC J2復帰 TOCHIGI SOCCER CLUB J3 LEAGUE 2017 栃木SC J2昇格記念号」

www.e-hon.ne.jp

…刊行されてないの、湘南と名古屋だけ? 

昇格優勝記念号ってどういうところが出しているか?

こうしてみるとサッカーダイジェストサッカーマガジンが出してくれるパターン(セレッソ、レッズ、フロンターレの3チームはそれ)と、地元新聞社が出してくれるパターン(V・ファーレン長崎新聞社ブラウブリッツ秋田魁新報栃木SC下野新聞)の2つに分けられるようです。

前述のパターンの場合、J1というカテゴリ自体にニュースバリューがあることに加えて「初タイトル」とか「10年ぶりに」など伝える理由があるため自然と刊行する理由がありました。そら、たくさん出るよね。

また後述のパターンの場合は、カテゴリに関わらずその地域でのニュースバリューがあることになる。メディア自体が「この街のチームを」という意識が働いて優勝や昇格を伝えるために刊行する理由がある。まさにJリーグの理念ってやつですかね。

さて、湘南はどうなのだろうか?

なぜ刊行されないか想像してみる

仮説1:ニュースバリューがないとみられている。

これまでの湘南ベルマーレにはストーリーがあった。いや、ありすぎたと言ってもいいかもしれないですね。「J2降格後10年ぶりにJ1に復帰」とか「最終節に逆転してJ1に復帰」とか「過去最速の昇格」とかそこには分かりやすいストーリーがあった。するとそこにはニュースバリューが生まれて刊行する理由ができてくる。

が、2017年シーズンはどうだったか?

もう湘南ベルマーレJ2リーグ優勝昇格というだけではバリューが無いと思われているのであれば、クラブもサポーターも次の段階を見据えないといけないのでしょうね。

 

 仮説2:湘南ベルマーレの記念号は売れない

よく言われることですけれど、サッカーに限らず競技専門系の雑誌が一番売れるのはオフシーズンだと聞いたことがあります。理由として「自分の好きなチームは来年どんな選手を取るんだろう」とか「あの好きな選手はどこへいくんだろう」など知りたいと思っている人が全チームに存在しているので買う動機が生まれて売れる。シーズン開始前に発売される選手名鑑なども同様の理由で売れる。

対して優勝記念号や昇格記念号はその特定のチームのサポーターした究極的には関係ない。一気に見込みとなる客の母数が減ってしまう。だから、そういう時期の雑誌とは比べ物にならないと想像できます。

つまり、あんまり口にしたくないですけど「湘南ベルマーレの昇格記念号、部数が見込めない」のではないでしょうか。冒頭で述べた「縦者の証」が答えを出してしまっていたりしないだろうか、とても心配。あんだけ驚異的なシーズンの記念号が「これだけ?」と思われたのであれば残念でなりません。

 

仮説3:地元紙が元気なさすぎるか、地元愛がなさすぎる

神奈川新聞さんは号外を平塚駅で配布したりしてくれるので大変ありがたい感じなのですが、神奈川新聞社の出版物ってそもそもあんまりない。湘南地域の出版物ってあんまり目にしない。発行してて「夏の高校野球グラフ」くらいか。
神奈川新聞って地元の情報を伝えるメディアとしては必要な存在だと思いますが、肝心の神奈川県民にそれを知りたいと思うニーズが少ない、要するに地元に関心がない県民性ではないかと感じることがあります。自分も含めて、仕事場が東京で神奈川に寝るために帰るとかいう生活をしていると神奈川県に特別の興味ってあんまりないなぁと感じます。すると、地元の情報をまとめたところで売れないよね。

そもそも神奈川新聞社さんってば川崎フロンターレ優勝号も出版していないし。県下に6チームもあるJリーグのチームそれぞれに気を使っていただいていると考えるようにしておきますw

 

そして湘南ベルマーレ50周年記念誌へ

ameblo.jp

とまぁ、ここまで年末にまとめておいたのですが、湘南ベルマーレ出身で清水エスパルス鎌田翔雅選手から分かってはいたけど「50周年記念誌」の情報をお年玉でいただきましたw

昇格優勝記念号をまとめる以上に重要なことですし、中身のある本になること期待してます。

ではー