湘南のゴール裏の中のひとり

湘南ベルマーレを中心にふらふらしております

【07/22(H):北海道】平塚は何かが起きる場所

2017年のシュライカー大阪戦はもはや伝説だ。

あのシーズンの湘南の躍進もさることながら、「ホームの力で相手チームを圧倒した」という事実がフットサル界を駆け巡った。

すごいぞ、湘南ベルマーレ! JとFが融合した完全ホームで前年度王者・大阪に完全勝利。 | FutsalEDGE

f:id:bellham:20190723101337j:image

あの試合が私の初めて観たフットサルだった。(写真は2017年シュライカー大阪戦)

あれから2年、観客は6割程度の入りではあったが人数の割に盛り上がった熱量が大量得点の勝利を勝ち取った。

 

f:id:bellham:20190723103006j:image

今年の1月27日、我々は北海きたえーるに居た。

湘南ベルマーレフットサルクラブのアウェイ戦を観に行った。エスポラーダ北海道は屈指の客入りがあるクラブの一つで、この試合は2,356人を動員していた。

覚えているのは、2失点の後大量7得点で\湘南圧勝/したことと、応援が止まるとどこからともなく上がる「頑張れ!エスポラーダぁ!」のおじさんの掛け声だ。

これには「頑張れ!ベルマーレぇ!」とコールリーダーが応戦し、調子に乗って自分も妻もやってしまったくらいだ。

 

さて、その時との違いを思い出すと観客の熱量が明らかに違う。

エスポラーダ北海道の観客はわりと静かだった。2,000人を超える動員があるが、声をあげる人は少なく、15人程度の我々が声を張り上げて互角以上にやりあえる感じだった。

それに比べると湘南はコールリーダーが各所に回って応援を促したり(後半開始時にはいなかったりしたのもご愛嬌)しているのが功を奏しているのだろう。

Jリーグ屈指の観戦環境の悪さで鍛えられた喉は、屋内環境だととてつもない爆発力を生む。よく観客の多い下部リーグからの昇格組が言うような書き方だが「応援が圧倒する局面がベルマーレのフットサルにある」と言える。

 

シュライカー大阪戦は2失点後の7得点という劇的な試合だった。今回のエスポラーダ北海道戦は12分のマルロン選手の先制点まで待ったが、5得点で先行する危なげない試合運びだった。

そして何より大磯高校出身で平塚で生まれた漢こと鍛代元気選手がトドメを刺すパワープレイ返しを決めた。高校の後輩でアスリートの彼は心の底から尊敬しているし、地元平塚でのゴールは素晴らしい!

f:id:bellham:20190723114024j:image

最後に2017年2daysだJ+Fとして実施された「Jリーグの試合の後Fリーグも観戦を」という取り組みは折をみてぜひ実現してほしい。あの日トッケイセキュリティ平塚総合体育館に居合わせた1,674人の観客や記者たちはフットサルへの可能性を感じさせる試合になった。だからあの試合は伝説なのだ。

そしてそんな伝説になりうる試合こそAbemaTV/JSPORTSで放送してほしい。