湘南のゴール裏の中のひとり

湘南ベルマーレを中心にふらふらしております

【07/07(A):名古屋】やるべきをやれば勝てることを学んだ結果

神奈川県平塚市といえば湘南ひらつか七夕まつりと湘南ベルマーレである。

だけれども「人混みが嫌い」な私は七夕まつりには足が向かないでいた。だが、ネクスタもあるし、リガールもあるし、おまけに今日は試合だと思い立ち、実に25年ぶりくらいに行くことにした。

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おもえば、子どもの頃「くじの屋台」でポータブルテレビが欲しくって500円で引いたらベビースターラーメンが出てきたっけ。あの頃に戻ってYouTuberが子どもな俺に向けて「祭りくじの闇」暴いておいて欲しかったw

 

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リガールからは「なけなしのほろわーさん七夕においで」と呼ばれてたので行った。すると、ブラジルな人たちで埋まっていた。某選手の一族郎党が店員やサクラや客として居まくった。

もはやここだけ南米だ。

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しまいにゃあの選手やあの選手もお子様連れで現れてはリングイッサやパステルを頬張っていた。とくにいつもの店主と違って本場ブラジル仕込みのカイピリーニャはやたらと美味い。そして次々とカシャーサの瓶が持ち込まれて大盛況だった。

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さて、試合は平塚にできた地ビール醸造所Yggdrasil Brewingで見ることにした。f:id:bellham:20190708215614j:image

レギュラーで900円と少々高いがそれ以上に味とクオリティ面での満足が先にくる。ベルマーレブースのスタッフに「これからYggdrasilで見る」と伝えたら「いいなぁ!」と素直な声が漏れた。物販そして飾りの降ろし作業などなど、まだ仕事がある彼女には申し訳ない限りだ。(今度、一緒に呑もう)

 

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我々の応援する湘南ベルマーレは、あの「伝説の逆転劇」と称された浦和戦以来の複数得点・勝利をおさめた。リーグ戦で先制点・無失点で勝利という意味では4月のサガン鳥栖戦までさかのぼる。

 

天皇杯ヴィアティン三重戦ではこう書いた

ヴィアティン三重から『やるべきことをちゃんとやれば勝てる』を学びたい。」と。

その点では、全選手が前から守備を、スペースを埋め、ピンチには体を張る。いつか見たぼくたちの大好きな湘南が戻ってきた。醸造所の若干小さなモニターで見た我々はそう感じている。

 

試合が終わり、また改めてリガールに行くと七夕まつりは終わりに近くなっても盛り上がっていた。店主に聞けば、これから朝5時までが本番だという。ブラジルの皆さんの楽しい憩いの場になっていたのだろう。

 

すると、1人の男性が話しかけてきた。

ブラジルから日本に来た50代の彼は、コリンチャンスが1番で、平塚に住んでいるから2番は湘南ベルマーレが好きで応援しているとのこと。彼はホームのサポーターに不満があるらしい。

 

「ホームで勝てないのはありえないよ!ブラジルならホームでは勝つことが絶対ね!負けて拍手?ありえないよ!もっと湘南のサポーターはブーイングしたほうがいい!」

 

壊れたレコードのように何回も「ブーイングしたほうがいい」を繰り返す彼を見ているとそれはそれで面白いのでカイピリーニャをまた呑んだ。さすがになんでもかんでもブーイングする文化はココにはないかもしれないが、彼の本気度というのはそういうサッカー文化を表しているのだろう。

カイピリーニャを飲み干して氷が溶け始めてもなお、彼は湘南のホームで連敗中にブーイングがないことにお怒りだった。

 

Yggdrasil Brewingもコリンチャンスの次にベルマーレを応援してくれる彼も、平塚にサッカーがあることを知り好きになって応援してくれているのは間違いない。

平塚が1番盛り上がる祭りの終わりに、湘南ベルマーレが平塚にある意味とスタジアム誘致が盛り上がらないのと、そんな彼らが平塚に居るという事とのアンバランスさ。なんとかならんのかなぁと隣町の人間は思った。