【06/16(H):流経大ドラゴンズ】鈴鹿アンリミテッドの試合を観戦した。後編
誰が言ったか知らないが、
「目の前のサッカーを愛せ」というのはなかなかにして深い。
我々は金曜日に広島に行って泊まり、広島と湘南の中間地点が「たぶん三重」と考えて松阪市に泊まり、近場のサッカーを探したら「鈴鹿アンリミテッド」があっただけだ。
試合会場についてからいろいろなことをあらためて知った。「元ヴェルディのキローラン木鈴選手がいる」「名前だけ知ってたエフライン・リンタロウ選手もいる」「そういえば選手が万引き犯捕まえてたっけ」などなど。
さすがにメインスポンサーの「お嬢様聖水」は知ってたけど。
席割りはホーム/アウェイの別があるだけで基本的には自由。なので、普段は見られないど真ん中の特等席で見ることにした。
ウォーミングアップの前、やたらとテンションの高いコーチがアンリミテッドのサポーターを煽りチャントを誘導していた。つーか、歌ってもいた。やたらとノリがいいなと思ったら岡山一成さんだった。(納得)
試合は序盤から、鈴鹿アンリミテッドが押し気味に進めていた。前線のエフライン・リンタロウ選手がチェイスしたり、惜しいシュートを打ったり、どんどんサッカーに引き込まれていった。
そんな前半の42分、流経大ドラゴンズの背番号5:近藤高虎選手が狭いところを縦に進入、トラップが大きくなったところを鈴鹿アンリミテッドDFがなんとかクリアするもそのボールを背番号9:加藤千尋選手がダイレクトにシュートを打ち失点する。
この時点で、もう声を出していたw
それにしても縦に進入した流経大ドラゴンズの背番号5:近藤高虎選手は曺貴裁さんが好きそうながっしりとした体格と背の低さだ。
そのまま笛が鳴り前半は0-1のビハインドで迎えることとなった。
後半50分鈴鹿アンリミテッドは高い位置で相手ボールを背番号8:小西洋平選手が奪うのに成功すると、そのまま縦にドリブル。ワンツーでパスを受け流経大ドラゴンズDFをはがすと迷わずシュート。これが決まって試合は振り出しに。
ワンツーでボールを受けた時「打てぇ」と叫んでいたかもしれないw
1-1となって盛り上がる鈴鹿アンリミテッドサポーター。ついついゴール裏のクセが出て手拍子をしてしまう。どうも他人より音が大きいらしい。
惜しいシュートを打つたび、ついついゴール裏のクセが出て「いいよいいよ」と口にしてしまう。すると、目の前にいた小学生が、ケラケラと笑いながら「いいよーいいよー」と口にしだした。どうも小学生はマネしたくなるらしい。
ついにはファウルを受けた鈴鹿アンリミテッドがアドバンテージのボールをロスト、流経大ドラゴンズがゴールラインにクリア。ルールよくわからないけど、アドバンテージのところまで戻って再開となった時、ついついゴール裏のクセが出て「コーナー!」と叫んでしまう。どうも、コーチ陣より声がでかかったようだ。
さらに「コォーナァーア!」と繰り返してたら、前に座る鈴鹿アンリミテッドの観客が振り返って爆笑していた。どうも面白いらしい。
試合終盤に至っては、
「アン!リミ!テッド!」とコールすらしていた。
双方に惜しいシュートはあったもののスコアは動かず引き分けとなった。
クラブカラーに親近感がわく色合いとはいえ、点の決まらなかった我が軍の試合の後、観た試合としては大変面白かった。万引き犯を捕まえたという話題性もあった、この日の鈴鹿アンリミテッドの試合を観たのは431人だった。